高コレステロールの方は要注意!コレステロールと健康との相関性
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2015年4月に厚生労働省は食事からのコレステロール摂取量上限値を撤廃しました。
理由は、食事からのコレステーロールが体内のコレステロール値を上昇させる根拠はないと認めたからです。
しかし、これは当たり前のことでして、日本脂質学会は、かなり前から「既往歴がない限り、薬でコレステロール値を下げる必要は無い」と公開しています。
みなさん、ご存知でしたでしょうか?
おそらく知らない方のほうが多いのではないでしょうか。
その理由として、このような事実が世間一般の常識となってしまったら、コレステロール低下剤は売れなくなってしまうからです。
「えっ?」と思った方も多いかもしれませんが、
コレステロール低下剤というのは、年間数兆円も売れる史上空前の大ヒットのお薬です。
業界的に需要のある市場をジャマされるなんて、許されないわけですね。
アメリカでは医療関連産業の利益に反するような発言は、医師免許剥奪にも繋がると言われています。
こういった背景には、実はメディアにも原因があります。
製薬会社の広告宣伝費というのは、国内でトップクラスの割合を占める産業です。
しかし広告宣伝の主たるメディアは皆さんご存知の通り、インターネットへと変わりつつあります。
となると従来の大手メディアにとって、製薬会社というのはとても大切なお客様となるわけです。
そんなVIPカスタマーの利益を奪うようなことを大手メディアが報じるわけにはいきません。
その圧力は、コレステロール値の上限値をもっと下げようとすることにも使われてきたと言われています。
上限値をちょっと下げれば、薬を摂る必要などない、大勢の人を高コレステロールと診断し、薬を処方することもできてしまうのです。
このような背景の中、厚生労働省という国の機関が食事からのコレステロールは気にする必要は無いと宣言したことは進歩と言えます。
次回はさらにコレステロールの真実をお伝えします。
関連記事:コレステロールを下げる薬が持つ効果と副作用について解説!
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【2014年7月26日作成、2022年2月28日更新】
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監修者
山中 隆博
SDフィットネス
パーソナルトレーナー
山中 隆博
SDフィットネス パーソナルトレーナー
<資格>
- 日本ダイエット検定1級
- プロテインマイスター
- フィットネスマネジメント検定2級、1級学科
<略歴>
大学を卒業後、インストラクターとして大手スポーツクラブへ入社し、300名以上のパーソナルトレーニングを経験。その後、専門学校の非常勤講師やキッズミュージカル劇団総監督を経て、当社に入社。現在はSDフィットネスの統括責任者を担当する傍ら、業界セミナー等にも登壇している。