意外な落とし穴!冬こそ注意したい「かくれ脱水」とは?
カテゴリー:その他
夏は熱中症予防のために、意識した水分摂取を心がけている人が多いです。しかし、冬にも脱水の危険性があるのをご存知ですか?
冬は“かくれ脱水”といわれます。肌が乾燥する実感はあっても、体が渇いていることには気づきにくいからです。冬に注意したい“かくれ脱水”についてご紹介します。
目次
■かくれ脱水の原因
「不感蒸泄」といって人間の体は、皮膚や肺から絶えず水蒸気として水が失われています。この量は1日に600ml~1000mlといわれ、汗をかけばさらに水が失われます。
では、かくれ脱水の原因は何でしょうか。
1.室内の乾燥
室内の湿度は室外より約15%下がる傾向にあります。さらに、エアコンにより湿度が低下するため、不感蒸泄は室内の方が増えます。
2.水分摂取量が少なくなる
汗をかきにくく、のどの渇きを感じにくいため、不感蒸泄による水分喪失を補えていない人が多いです。また、水を飲むことで体を冷やしたくないと思う人もいます。トイレが近くなるからという理由で水分を控える人もいます。
3.脱水への警戒心が薄れる
夏場は天気予報でも水分摂取を促すコメントをするため、意識して水分を摂取する人が増えますが、冬場は油断してしまいます。
■かくれ脱水でおこる症状
体内の水分量が減ることで、血液中の水分も失われ、血液がドロドロの状態になりやすいです。また、尿量が減るため、老廃物が黙りやすくなります。
このような水分不足による体の変化で、毎年冬になると現れる症状はありませんか?
・口の中がネバネバする
・冷え性
・脚がむくみやすい
・立ちくらみやめまいがおきることが増える
・寝ているときに脚がつる
・食欲が低下する
・肌の乾燥
これらの症状は、脱水により血液の流れが悪く、老廃物をため込んだことにより起きています。症状が悪化すると脳梗塞や心筋梗塞といった疾患につながることがあります。
■かくれ脱水の対策
〇意識した水分摂取を心がける
のどが渇かなくても時間を決めて水分をとりましょう。食事を含め、2時間おきに飲む意識をもちましょう。睡眠中は汗をかきます。寝る1時間前に水分補給をすることで、余分な水分は寝る直前に尿として出すことができるので、安心して眠りにつけます。
関連記事:水をたくさん飲むことのデメリットと意外な落とし穴
〇お茶・コーヒーより水を
お茶やコーヒーでの水分補給は利尿作用があるため、飲まないよりはいいですが、効果が薄れます。できれば水にしましょう。体が冷えると感じる方は、白湯で飲みましょう。
〇お酒を飲むときは水を一緒に注文しよう
お酒は脱水症状をおこしやすいです。お酒を飲みながら、水を間に挟むことで、体の水分バランスを保ちやすいです。
■まとめ
典型的な冬の症状の原因は脱水にあったかもしれません。今年の冬は保湿クリームやハンドクリームで肌の乾燥をケアするときに、水分補給で体の乾燥もケアしてあげましょう。
SDフィットネス津藤方店、青森浜田店、小倉駅前店では、食生活の見直しや、ひとりひとりにあった健康維持の方法について指導を行っております。気になる方は、ぜひ一度体験予約をご相談ください。
【2017年11月19日作成、2023年11月14日更新】
<効率良く、良質のたんぱく質を摂取できるプロテインは こちら!>
<専属のインストラクターが マンツーマンでサポート!「VRCパーソナルトレーニング」>
監修者
山中 隆博
SDフィットネス
パーソナルトレーナー
山中 隆博
SDフィットネス パーソナルトレーナー
<資格>
- 日本ダイエット検定1級
- プロテインマイスター
- フィットネスマネジメント検定2級、1級学科
<略歴>
大学を卒業後、インストラクターとして大手スポーツクラブへ入社し、300名以上のパーソナルトレーニングを経験。その後、専門学校の非常勤講師やキッズミュージカル劇団総監督を経て、当社に入社。現在はSDフィットネスの統括責任者を担当する傍ら、業界セミナー等にも登壇している。